Java のインストール (Windows XP 編)

Sun Microsystems が配布している J2SDK という Java 言語の処理系を Windows XP 上にインストールしてみましょう。 バージョンが色々ありますが、以下では 1.4.2 版をインストールします。

ダウンロード

まずは Sun の Web サイトからダウンロードします。

このページの中の J2SE SDK (Java 2 Standard Edition, Software Development Kit) のダウンロードをクリックします。 似たようなものに J2SE JRE というのもありますが、こちらにはコンパイラが含まれていません。 JDK の方をダウンロードします。

クリックすると英語の画面になり、このソフトウェアの利用条件が示されます。 (英語と法律が得意なら熟読して) 右下の Accept (承認) をクリックした後、Continue (続き) をクリックします。

英語の画面のままですが、ダウンロードできるソフトウェアの一覧が示されます。

    Java(TM) 2 SDK, Standard Edition 1.4.2_04
      Windows Platform
        Windows Offline Installation, Multi-language (j2sdk-1_4_2_04-windows-i586-p.exe, 49.36 MB)

をクリックしてダウンロードします。 50MB 近くありますから、それなりの時間がかかります。 このソフトウェアが収録されている雑誌等の付録の CDROM があるのなら、そちらを使った方がいいかもしれません。

インストール

ダウンロードした j2sdk-1_4_2_04-windows-i586-p.exe をダブルクリックして実行します。 色々聞かれますが、基本的には最初の「使用許諾契約」に同意し、「次へ」を何回か押せばインストール完了です。 「使用許諾契約」以外の質問は、何と答えても大勢に影響ありません。

確認してみる

「スタート」メニューから、「プログラムファイル」、「アクセサリ」を経由して、「コマンドプロンプト」を起動します。

正しくインストールされているか確かめてみましょう。 プロンプトに続けて、

    \j2sdk1.4.2_04\bin\javac
    
と打ちます。 「\j2sdk」ぐらいまで打って、Tab キーを押すと、自動的に 「\j2sdk1.4.2_04」まで補完してくれるはずです。 それに続けて「\bin\javac」と打てば簡単です。

(上の図でプロンプトが C:\Documents and Settings\chiba となっていますが、最後の chiba はユーザ名ですから、実際のユーザ名によって異なります。)

なお「\j2sdk1.4.2_04」の部分は、J2SDK がインストールされたフォルダーの名前です。 インストールした J2SDK のバージョンによっては、「1.4.2_04」の辺りが異なるかもしれません (これは 1.4.2_04 版の場合です)。 以下の説明では、インストールしたバージョンに合わせて「\j2sdk1.4.2_04」の部分を読み替えてください。

さて「\j2sdk1.4.2_04\bin\javac」まで打ち終えたら、Enter キーを押して実行してみてください。

のようにヘルプメッセージが表示されたら、Java コンパイラのインストールは完了です。

次に java コマンドの方も試してみましょう。

プロンプトに続けて、

    C:\Documents and Settings\chiba> java -version
    
と打ち、Enter キーを押して実行してみましょう。

Java のバージョンが表示されるはずです。 java コマンドの場合、「\j2sdk1.4.2_04\bin\」を先頭につける必要はありません。 (つけても実行できますが、つけなくてもよいようにインストールされているはずです。)

環境変数を設定する

環境変数 Path を設定すると、javac コマンドを実行するときも、java コマンドと同様に、先頭に「\j2sdk1.4.2_04\bin\」をつける必要がなくなります。 これはこれで便利なのですが、ここでは説明しません。 他の web サイトを参照してください。

javac コマンドを実行するたびに「\j2sdk1.4.2_04\bin\」と全部打っていては面倒ですが、Tab キーをうまく使えば、省力化できるので、それほど面倒ではないでしょう。 また、上矢印キーや下矢印キーを押すと、以前入力したコマンドが呼び出されます。 呼び出しておいて、左右の矢印キーや Back Space キーを使えば、以前のコマンドを編集して、目的のコマンドにすることができます。 こういった機能をうまく活用してください。

コンパイルしてみる

試しに短いプログラムをコンパイル、実行してみましょう。

メモ帳 (か適当なエディター) を起動して、以下の内容をコピー&ペースト(貼り付け)して、Hello.java という名のファイルに保存してください。

    import javax.swing.*;
    
    public class Hello {
        public static void main(String[] args) {
            JOptionPane.showMessageDialog(null, "Hello!");
            System.exit(0);
        }
    }
    

作業フォルダーを変更する

ここで、どのフォルダーに Hello.java を保存するか注意してください。 どこでもいいのですが、保存した場所をコマンドプロンプトの作業フォルダーにしなければなりません。

作業フォルダーというのは、プロンプトの「C:\Documents and Settings\chiba>」(最後の chiba はユーザ名ですから、ユーザが異なれば別の名前になります) の部分に表示されているフォルダーです。 この例の場合は、C ドライブの、Documents and Settings というフォルダーの中の chiba というフォルダーが、作業フォルダーになります。

メモ帳でファイルを保存する場合は「マイドキュメント」フォルダーに保存するのが簡単です。

「マイドキュメント」フォルダーは、C ドライブの「Documents and Settings」フォルダーの中の chiba というフォルダーの中にある「My Documents」フォルダーのことです。

また、「マイコンピュータ」の中にある「chiba のドキュメント」フォルダー (chiba の部分はユーザ名によって変わります) は、「マイドキュメント」フォルダーへのショートカットです。

今、Hello.java を「マイドキュメント」フォルダーに保存したとしましょう。 その場合、このフォルダーを作業フォルダーにしなければなりません。

コマンドプロンプトで、

    C:\Documents and Settings\chiba> cd "My Documents"
    
と打ちます。 例によって "My ぐらいまで打ってから Tab キーを押すと最後まで補完されるでしょう。 最後まで打ったら、Enter キーを押し、作業フォルダーを変更します。

図の最後の行をみてください。このようになれば完了です。

打ち込んだ命令は、現在の作業フォルダーの中にあるはずの、My Documents フォルダーへ作業フォルダを変更せよ、という意味です。 cd というのは change directory の意味です。 directory というのはフォルダーの別名です。 また My Documents の前後の引用符「"」を忘れないでください。 前後を引用符で囲むのは、フォルダー名に空白文字が含まれているときの規則です。

作業フォルダーは一度変更すれば、コマンドプロンプトを終了するまで、そのままです。 一度変更したら、コンパイルのたびに cd コマンドを毎回実行する必要はありません。

念のため、Hello.java ファイルが、作業フォルダーにあるかどうか確かめてみましょう。

コマンドプロンプトで、

    C:\Documents and Settings\chiba\My Documents> dir
    
と打って、Enter キーを押します。 現在の作業フォルダーに含まれる各ファイルの、更新日付と大きさ、名前が表示されます。 この中に Hello.java があれば問題ありません。

もちろん、「マイドキュメント」フォルダーを実際に開いてみても、Hello.java の有無を確認することができます。 ただしその場合、Windows XP の設定によっては、Hello.java の .java が省略されて表示されないかもしれません。

なお、My Documents (マイドキュメント) フォルダーの中に、さらに別なフォルダーを作って、その中に必要なファイルを保存することもできます。 その場合は、そのフォルダーを作業フォルダーにします。 例えばそのフォルダー名が java であったとすると、My Documents フォルダーを作業フォルダーにした後、さらにコマンドプロンプトで、

    C:\Documents and Settings\chiba\My Documents> cd java
    
と打って、Enter キーを押します。 すると作業フォルダーは java フォルダーになります。

ちなみに java フォルダーを作業フォルダーにした後、再び My Documents フォルダーを作業フォルダーに戻すには、

    C:\Documents and Settings\chiba\My Documents\java> cd ..
    
と打って、Enter キーを押します。 cd の後ろはピリオド 2 個です。 これは、現在の作業フォルダーを中に含んでいる「親」フォルダーを作業フォルダーにせよ、という命令です。

コンパイルと実行

いよいよ Hello.java をコンパイルしましょう。 今回は Hello.java だけですが、他にもプログラムを保存したファイル (例えば Turtle.java など) がある場合は、全てのファイルが作業フォルダーの中にあることを確認してください。

コマンドプロンプトで、

    C:\Documents and Settings\chiba\My Documents> \j2sdk1.4.2_04\bin\javac Hello.java
    
と打って、Enter キーを押します。 コマンドを打つときは Tab キーや矢印キーを活用してください。 環境変数 Path を適切に設定すれば
    C:\Documents and Settings\chiba\My Documents> javac Hello.java
    
のように簡単に javac コマンドを起動できますが、そうでない場合は javac の代わりに
    \j2sdk1.4.2_04\bin\javac
    
と打たなければなりません。

問題なければ、何も表示されずにコンパイルは終了します。

最後に実行します。

コマンドプロンプトで、

    C:\Documents and Settings\chiba\My Documents> java Hello
    
と打って、Enter キーを押します。 Hello.java ではなく Hello であることに注意してください。 うまく実行できれば

というウィンドウが表示されるはずです。


Top

千葉 滋